入園準備 名札
幼稚園や保育園に入園すると、名前が書かれている札が配られることがあります。
ビニール製でお花の形をしていて、裏に安全ピンが付いている名札。
あれをスモックや制服の胸元に付けるように指示されている園は多くあります。
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名札ワッペンの歴史
名札は安全ピンでできているので、毎日服に刺していると穴が開いてボロボロになってしまいます。
そこで穴あき対策として考えられたのが、名札ワッペン。
意外と歴史は浅いようで、20年程前まではまだ今のような形の名札ワッペンはなく、目立たないように裏に別の布を縫い付けて補強していました。
それが徐々に表側にデザインのある布を縫い付けて補強するように変わっていきます。
この時はフェルトタイプが多かったです。
フェルトに直接安全ピンを刺すタイプや、フェルトに小さな穴が開いていてそこを安全ピンを通すようなデザインでした。
今ではフェルトタイプも見かけなくなり、刺繍にリボンがついているワッペンが多くなりました。
名札ワッペンはどこでも手軽に買えるし、アイロンで簡単に貼りつけることができます。
ちなみに「アップリケ」と「ワッペン」の違いは刺繍かどうかです。
よくお店で売っているような刺繍のお名前ワッペンは「ワッペン」です。
土台に布を縫い合わせてできているものは「アップリケ」です。
フェルトを切ったり貼ったりして作ったキャラクターのようなものは「アップリケ」となります。
手縫いでリボン付きのアップリケを作る
卒園まで残り3か月ですが、手縫いでアップケを作ることにしました。
作り方
今回は3か月だけ持たせればいいので、簡易的に作りました。
ミシンもボンドも接着芯も何も使っていません。
材料はデザイン布、フェルト、糸の3つだけです。
布はポリエステル100%。
もともとほつれにくい生地ですが、ほつれ止めの加工をしています。
リボンは二つ折りにしてライターで炙りました。
フェルトと布を同じ大きさに切って、合わせて縫っていきます。
リボンは短めにした方が良いです。
前に長めで作ったら、名札が裏返しになってしまいました。
手縫いでもイケる!
縫う面積が小さいので、手縫いでも難なく作れました。
安価に作れますし、アイロン接着ではないので気軽に交換できます。
もし縫うのが苦手なら、同じ内容のことを布用接着剤で作ることもできます。
洗濯しても大丈夫な接着剤を使いましょう。
この手縫いワッペンの最大のコツは、上にくるデザイン布のほつれ止め。
布によっては、洗濯によってほつれてきてしまいます。
ほつれにくい生地を使い、ほつれ止めの加工をきちんとすればなんの問題もなく使えます。
こちらは3か月使いましたが、1本もほつれてきませんでした。
ただ、作るのも簡単ですので、ほつれたら取り替えてもいいかもしれませんね。