裁ちばさみで紙を切ると、刃がボロボロになっちゃう! はさみの正しい使い方

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裁縫用の裁ちばさみ・普通のはさみ・糸切りはさみの違いと正しい使い方


裁縫をする際に欠かせない道具のひとつに「はさみ」があります。
しかし、はさみにはさまざまな種類があり、それぞれの用途に応じた正しい使い方が求められます。
この記事では、裁縫で使用する裁ちばさみ・一般的なはさみ・糸切りはさみの違いと、それぞれを適切に使う重要性について解説します。
裁ちばさみ



裁ちばさみ

裁ちばさみは、布を切るために作られた専用のはさみです。
以下のような特徴があります。


長い刃と鋭い切れ味
布をスムーズに裁断するために、刃が長く鋭く作られています。


重みのある作り
安定した切り心地を提供するために、適度な重量があります。


片側がまっすぐな形状
布をまっすぐな状態でカットしやすいように、一方の刃がまっすぐになっていることが多いです。



間違った使い方

裁ちばさみで紙や糸を切ってしまうと、以下のような問題が起こります。


刃が摩耗する
紙には微細な繊維や不純物が含まれており、切ることで刃が鈍くなります。


切れ味が悪くなる
裁縫用としての切れ味が落ち、布を切る際にほつれたり、ギザギザになったりすることがあります。






普通のはさみ(文房具用)

文房具用のはさみは、紙や薄いプラスチックなどを切るために作られています。
以下の特徴があります。


刃が短く、軽い
持ちやすく、手軽に使用できます。


万能だが繊細な切れ味ではない
布を切ることも可能ですが、きれいに裁断するには向いていません。



間違った使い方

布を普通のはさみで切ると、以下の問題が発生します。


布がほつれやすい
切れ味が裁ちばさみに比べて悪いため、裁断面が汚くなります。


はさみが摩耗する
特に厚手の布やデニムなどを切ると、刃が早くダメになります。






糸切りはさみ

糸切りはさみは、裁縫時に糸を切るための小型のはさみです。
特徴として以下の点が挙げられます。


コンパクトで軽量
片手で素早く糸をカットできます。


先端が鋭く、細かい作業に適している
縫い目の糸をピンポイントで切るのに便利です。



間違った使い方

糸切りはさみで布や紙を切ると、以下の問題が起こります。


刃が欠ける可能性がある
糸切り専用に設計されているため、厚い布を切ると刃が傷んでしまいます。


使いづらくなる
細かい作業用に作られているため、大きなものを切ると操作性が悪くなります。







適切なはさみを使うことの重要性


裁縫作業では、適材適所の道具を使うことが仕上がりの美しさや作業効率に直結します。
もし間違った用途ではさみを使うと、刃が傷み、余計な買い替えコストが発生してしまいます。


はさみを長持ちさせるために、

  1. 用途ごとにはさみを使い分ける
  2. 裁ちばさみで紙を切らない
  3. 使用後はホコリや糸くずを拭き取る
  4. 定期的にメンテナンスを行う

といった習慣を身につけましょう。



裁縫用の裁ちばさみ、普通のはさみ、糸切りはさみにはそれぞれ異なる役割があります。
正しく使い分けることで、作業の効率が上がるだけでなく、道具を長持ちさせることができます。
特に裁ちばさみはデリケートなため、布専用として大切に扱いましょう。
適切な道具選びで、裁縫をより快適に楽しんでください。








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