針の長さや太さによる違い
裁縫セットに入っている針は、長さや太さが様々で、それぞれ用途が異なります。
針の使い分けを知ることで、裁縫がよりスムーズに、そして美しく仕上がります。

針の長さと使い分け
長い針:
長い針は、広い範囲をざっくりと縫う時に適しています。
例えば、しつけ縫いや、ギャザーを寄せる時などに使います。
また、厚手の生地を縫う時にも、長い針を使うと生地を貫通させやすくなります。
短い針:
短い針は、細かい作業に適しています。
例えば、まつり縫いや、ボタン付けなど、正確さが求められる作業に使います。
また、薄手の生地を縫う時にも、短い針を使うと生地を傷つけにくくなります。
針の太さと使い分け
太い針:
太い針は、厚手の生地や、丈夫な糸を使う時に適しています。
例えば、デニムや帆布などの厚い生地を縫う時や、ボタン付けなどで太い糸を使う時に使います。
細い針:
細い針は、薄手の生地や、細い糸を使う時に適しています。
例えば、シルクやレースなどの薄い生地を縫う時や、細かい刺繍をする時に使います。
針の種類と用途
裁縫針には、大きく分けて「メリケン針(洋裁針)」と「和針」の2種類があります。
メリケン針(洋裁針):
洋服や小物など、洋裁全般に使われる針です。
針先が丸く、針穴が縦長になっているのが特徴です。
様々な長さや太さがあり、用途に合わせて使い分けます。
和針:
着物や和装小物など、和裁に使われる針です。
針先が鋭く、針穴が丸くなっているのが特徴です。
メリケン針よりも細く、しなやかなものが多く、繊細な作業に適しています。
針を選ぶ際のポイント
縫う生地の厚さや種類に合わせて、適切な長さと太さの針を選びましょう。
糸の太さに合わせて、針穴の大きさを選びましょう。
自分の手の大きさや、縫いやすいと感じる針を選びましょう。
針の保管方法
針は、針山や針ケースに保管し、紛失や錆びを防ぎましょう。
錆びた針は、生地を傷つける原因になるため、使用しないようにしましょう。
待ち針にも違いがあるらしい
次は、待ち針についても見ていきましょう。
待ち針には様々な種類があり、それぞれに特徴があります。
代表的なものをいくつかご紹介します。
セル待ち針
特徴:
頭の部分が薄く平たい花びらのような形をしています。
主に和裁で使われていましたが、洋裁でも便利に使えます。
生地に刺した時にかさばらず、生地を傷つけにくいです。
ミシンをかける際に、頭の部分が引っかかりにくいため、作業を中断せずにスムーズに進めることができます。
一般的に、針が長く、太さもしっかりとしているため、厚手の生地や複数の生地を重ねて仮止めするのに適しています。
用途:
和裁での着物などの縫製
洋裁での厚手の生地やキルティング生地の仮止め
ガラス待ち針
特徴:
頭の部分がガラスでできています。
待ち針をつけたままアイロンをかけることができます。
ガラス製なので、熱に強いです。
用途:
アイロンを使う作業が多い場合に便利
シルクピン
特徴:
頭に装飾のない虫ピンのような形状です。
細いため針跡が残りにくく、シルクなど繊細な生地に適しています。
用途:
シルクやレースなど、薄くてデリケートな生地の仮止め
フォーク待ち針
特徴:
U字型をしており、カーブの部分がわずかに折れ曲がって頭の代わりとなります。
針足が2本となるため、しっかりと固定できます。
用途:
生地をしっかりと固定したい場合や、生地がずれやすい場合に便利
和裁用まち針
特徴:
どんな時でも使いやすいまち針です。
針足が長く作られている物が多いです。
用途:
和裁全般
洋裁用まち針
特徴:
頭が丸い玉になっていて目印になりやすいです。
用途:
洋裁全般
その他
頭にパールやビーズなどが付いた装飾性の高い待ち針や、熱で溶ける特殊な待ち針など、様々な種類があります。
待ち針って刺すの難しくない?
待ち針を上手に刺すためのコツはいくつかあります。
以下に、基本的な刺し方から、布の種類や用途に応じた使い分け方までご紹介します。
基本的な刺し方
縫い線の外側から内側へ:
待ち針は、縫い線の外側から内側へ向かって刺します。
こうすることで、縫製時に待ち針が邪魔になりにくく、布のズレも防ぎやすくなります。
垂直に刺す:
待ち針は布に対して垂直に刺します。
斜めに刺すと、布がズレたり、縫製時に針が折れたりする原因になります。
布を少しだけすくう:
待ち針で布をすくう量は、できるだけ少なくします。
たくさんすくうと、布が動きやすくなり、仕上がりが悪くなることがあります。
端から順番に刺さない:
待ち針を端から順番に刺していくと、最後の印で合わなくなることがあります。
両端、真ん中、間の順番で刺していくと、均等に刺すことができます。
布の種類と用途に応じた使い分け
薄地:
シルクやジョーゼットなどの薄地には、細くて短い待ち針を使います。
厚地:
デニムやウールなどの厚地には、太くて長い待ち針を使います。
ニット地:
ニット地には、先が丸くなっているニット用の待ち針を使います。
仮止め:
仮止めには、安全ピンやクリップを使うこともできます。
その他
待ち針の保管:
待ち針は、針山やマグネット付きのケースに保管すると安全です。
待ち針の扱い:
待ち針を使う際は、手を傷つけないように注意しましょう。
仮止めクリップっていう手もあるよ
仮止めクリップは、待ち針のデメリットを解消し、より安全で効率的な裁縫を可能にする便利なアイテムです。
仮止めクリップのメリット
生地を傷つけにくい:
待ち針のように生地に穴を開けることがないので、デリケートな生地や合皮、ビニールなどの穴を開けたくない生地の仮止めに最適です。
安全性が高い:
待ち針のように指に刺してしまう心配がないため、小さなお子様やペットがいる家庭でも安心して使用できます。
厚手の生地にも対応:
待ち針では留めにくい厚手の生地や、重ねた生地もしっかりと固定できます。
作業効率の向上:
クリップで挟むだけなので、待ち針よりも素早く仮止めできます。
また、床に落ちた時もクリップのほうが目立つ為、見つけやすいです。
仮止めクリップの種類
一般的なクリップ:
様々なサイズやカラーがあり、用途に合わせて選べます。
ミニクリップ:
細かい作業に適した小型のクリップです。
先がカーブしたクリップ:
カーブした部分の仮止めに便利です。
仮止めクリップの選び方
生地の厚さに合わせて選ぶ:
厚手の生地には、挟む力が強いクリップを選びましょう。
用途に合わせて選ぶ:
細かい作業にはミニクリップ、カーブの部分には先がカーブしたクリップなど、用途に合わせて選びましょう。
使いやすいサイズを選ぶ:
自分の手に合ったサイズを選ぶと、作業がスムーズに進みます。
仮止めクリップの注意点
クリップの跡が残る場合がある:
生地によっては、クリップの跡が残る場合があります。
目立たない場所で試してから使用しましょう。
厚すぎる生地には不向き:
あまりにも厚すぎる生地には、クリップが留まらない場合があります。
仮止めクリップは、待ち針のデメリットを解消し、裁縫の幅を広げてくれる便利なアイテムです。
ぜひ活用してみてください。