レジンアクセサリーを作る時に守った方が良いこと

★ ハンドメイド辞典 ★

レジンに注意


ハンドメイドでレジンを使うとき、素手で触ったりしていませんか?

SNSのハンドメイド動画を見ていると、モールド(型)にレジンを注ぎ込んでアクセサリーを作っている場面をよく見かけます。

動画上の見栄えを気にしてなのか、おしゃれなネイルを視聴者に見せたいからなのか、知らないだけなのか分かりませんが、素手で作っている方も結構多いです。

それ、危険です!!

レジン液の取り扱い




レジンアレルギー


レジン液は意外と危険性をはらんでいます。

素手で気軽に触っていいものではありません。

アレルギーというのは、花粉症でも食べ物アレルギーでもなんでもそうなのですが、一度発症すると一生続きます。



花粉症に対するよくあるたとえ話で、「グラスに少しずつ水を溜めている状態。満タンになったら溢れてしまう」という表現があります。
レジンアレルギーも同じように、少しずつグラスに溜まっている状態です。

グラスの水が溢れる様子


ちょっと手に付いたからといってすぐにアレルギーになるわけでもないし、最初からグラスが大きい人はどんなに水を注いでも満タンにならないかもしれない。

でも、自分のグラスが大きいか小さいかなんて発症してみないと分からない。

だから注意が必要なんです。



レジンは歯の詰め物にも使われているので一般的な歯の治療ができなくなり、もし発症してしまうと歯の治療費が高額になります。

レジンアレルギーでも硬化後のレジンには反応しないので使用するだけなら問題ないのですが、硬化不良で表面がベタベタしている場合はアレルギー反応を起こしてしまいます。





もう一つ気を付けてほしいことは、触るだけじゃなく吸うのにも注意なんです。


レジンは揮発性なので、狭くて締め切った作業部屋で行うと、呼吸から体内に蓄積されてしまいます。

レジンアレルギーにならないためにも、換気しながら作業しましょう。





作業用手袋


作業をするときにゴム手袋を付けるのが有効なんですけど、そのゴム手袋の素材にも注意を払わなければなりません。



お掃除などに使う天然ゴムの手袋はNGです。
天然ゴムはレジンを貫通します。





ニトリル手袋というものを選ぶのがおすすめです。





中に綿手袋を重ね付けするといいらしいですよ。

薄手なので穴があいてしまう可能性もあり、2枚重ねる人も多いみたいです。





防毒マスク


既に発症しちゃっているけど仕事だから避けられない、という方は二重手袋の他に防毒マスクも付けて作業しているみたいです。

換気だけじゃ間に合わない空気中の毒を、なるべく吸わないように防備しているそうです。





本当は、発症していなくても予防のために付けた方がいいです。

作家さんなら、必要経費として買っておいた方が無難だと思います。


使い捨ての不織布マスクじゃ貫通しますから、防毒マスクを選んでくださいね。






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