裁ほう上手
布製品を扱う時によく使われる接着剤「裁ほう上手」
裁ほう上手は、他の接着剤とは一味違います。
目次
裁ほう上手が良いワケ
裁ほう上手は、布用接着剤の中でも群を抜いて評価が高いです。
水洗いもドライクリーニングも可能ですので、布製品にはもってこいです。
そして強力にくっつきます。
迷ったらこれを買っておけばOKというぐらいのおすすめ度です。
スティックタイプとチューブタイプの違い
裁ほう上手には2種類のタイプがあります。
チューブタイプの裁ほう上手
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スティックタイプの裁ほう上手
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スティックタイプの方が扱いやすいですが、粘着力が弱めです。
メリットは塗りやすいことだけですので、外出先で裾がほつれた場合は手軽なスティックタイプを選ぶのもアリだと思います。
しかし、強力に付けたい場合はチューブタイプを選んだ方がいいと思います。
チューブタイプの方が上位互換だと思ってください。
裁ほう上手を買える場所
ホームセンターや手芸店になら置いている可能性が高いですが、スーパーや薬局やコンビニの文具コーナーにも売っている場合があります。
針と糸の代用になるので、販売店舗が徐々に広まっているように感じます。
いまのところ、100円ショップでは見たことはないです。
100均で買う時は、別メーカーの布用接着剤になってしまいますね。
代用が効く場面
本当は裁ほう上手がおすすめですが、どうしても手に入らない場合、類似品で代用する場合もあるかと思います。
その際は、注意書きを確認して購入しましょう。
ポイントは、洗濯と耐久性です。
上履き袋のように多少の耐荷重が必要だったり、何度も洗濯するものは、裁ほう上手を使った方が安心です。
代用は、あまりオススメできません。
裁ほう上手は強力で洗濯に強いので、同等の品質の布用接着剤は他にないです。
しかし、コサージュやキーホルダーや髪飾りのように洗うことを想定していない物なら、耐久性もそれほどいらないし洗濯もしないので、普通の布用ボンドで充分だと思います。
裾上げの場合は、裾上げテープで代用できます。
むしろテープの方が扱いやすいかもしれません。
接着できないもの
裁ほう上手は、なんでも万能に使えるというわけではありません。
接着できないものもありますので、ご注意ください。
- 薄手の生地(シミの原因になります)
- はっ水加工など特殊加工を施した生地
- 熱に弱い生地
- 凹凸のある生地
- 毛足の長い生地
- ポリエチレン(PE)
- ポリプロピレン(PP)
- シリコーン樹脂
- フッ素樹脂
- 貴金属
- 高価格品(スーツ、ドレス等)
名前付けなどで後から剥がす予定があるなら、針と糸を使った方が無難です。
剥がすことを想定して作られていないので、キレイに剥がせないと思っておいた方がいいです。