ハンドメイド販売をしたい
手芸やハンドメイドが趣味の人は、それで収入が得られないか考えることもあるかと思います。
私も最初はそんな思いがありました。
ですが、早々に挫折。
2~3人ぐらいに売って、すぐに辞めました。
また無駄にやりたくならないように、なぜ挫折したのかを備忘録として残しておこうと思います。
ハンドメイド販売の良いところ
好きな事をして収入が得られる
副業としてハンドメイド販売を行うことのメリットとして考えられるのは、第一に「好きな事をして収入が得られる」ということ。ハンドメイド販売は、大前提として『好き』だからできることです。
ハンドメイドは好きではないけど稼ぎたいから無理してやる、なんていう人はあまりいないはずです。
発送作業だけは苦手、お客様とのやり取りだけは苦手、返品対応だけは苦手など、部分的に苦手なことは出てくるかもしれませんが、どの作業も苦手ということはないはずです。
ハンドメイドは楽しい。喜んでもらえると嬉しい。自分にとっても癒し。そんなモチベーションじゃないとやっていけません。
家で仕事ができる
家事・育児をしている主婦や、病気等で働きに出られない人にとって、家の中で仕事ができると大変助かります。パソコンを使った仕事や、部品の組み立ての内職もありますが、その中でもハンドメイド販売は自分のペースで行うことができます。
土日は発送しないなどのルールは自分で決めることもできますし、長期休みにしたいと思えば休止の設定をすればいいです。
外に働きに出るよりは、融通が利きます。
作品が無駄にならない
ハンドメイドが趣味ですと、「作った物をどうするか問題」が浮上します。ホントはたくさん作りたいけど、後のことを考えると実用的な物しか作れない。
手作り品を周りに配るのも、迷惑かもしれない。
作りすぎて処理に困る。
パーツが余ってしまって困る。
そんな悩みが出てきます。
そこで、作りすぎたものを販売することができれば、作品も余った材料も無駄にはなりません。
好循環が生まれれば、売れたお金でまた新しいパーツを買うこともできますし、気兼ねなくたくさん作ることもできます。
ハンドメイド販売の大変なところ
高い品質を目指す
ハンドメイド販売をするなら、クオリティを高めなければいけません。自分用で作るならちょっとぐらい接着剤がはみ出していてもまあいいやと思えますが、お金を出して買ってくれる人がいるなら汚いものは作れないし、買ってもらえない。
接続不良で返品になると、がっかりさせてしまうし送料もかかる。
人様の手に渡るものなので、より丁寧に作る必要があります。
手数料が高い
ネット販売なら送料と手数料がかかります。店舗による委託販売でも、交通費や手数料がかかります。
そういった送料や手数料は、大きな額となります。
本当は300円で売りたくても、送料と手数料で600円ぐらいになってしまう。
となると、低価格帯の商品で挑戦するのは本当に大変です。
対策として、高価格帯の商品で勝負することになってくるのですが、そのためにはやっぱり品質やオリジナリティ、そして自分には作れない、他では買えないと思わせるような技術が必要になってきます。
結局は自分の技術を磨くしかないということになります。
作業の幅が大きい
業者から委託されて内職を行う場合、依頼主の求める形に仕上げて納品するため、作業は組み立てや梱包のみにとどまります。しかし、自分で作品を作って販売するとなると、アイデア出し、写真撮影、お客様とのやり取り、梱包や発送なども行わなくてはなりません。
作業の幅が大きくなるため苦手な作業も増えるので、決して楽ではありません。
接客への苦手意識
私がハンドメイド販売をすぐに辞めた理由はコレです。私は人見知りなので、リアルでも接客業が大の苦手です。
ずっと内に籠るような仕事をしていたので、お客様を相手にするということが辛くてたまりません。
ネット上でも同じで、値下げ要求にどう返信したらいいか、もしも中身が破損してしまったらどう対応したらいいのか、クレームが来たらどうしようなどと考えると無性に怖いです。
何回かやってみたのですが、ドキドキして心臓が持たないと感じました。
慣れれば大丈夫なのでしょうが、私には向いていないと思います。
ハンドメイド販売は簡単なことではない
誰にでもできる簡単な仕事だと思ったら大間違いです。少なくとも、ハンドメイドが好きではないとできません。
何でこんなことしているんだろう、割に合わないなぁ、虚しくなってきた……なんてふと我に返ってしまうと、続けることは困難です。
趣味の延長線上でやる、大変でもそれがやりたいからやる、ぐらいの情熱がないと難しいと思います。
作ってみたけど自分では使わないからフリマアプリで売る、パーツが余ってしまったからまとめて売るといった、本来のフリマらしい「不用品処分」として出品するならそれほど敷居は高くないので、販売用に量産する前に一度試してみると良いかもしれません。
自分に合ってると感じれば、本格的に勉強して規模を大きくしていけばいいので。
まず最初は1つ売ってみることかなと思います。