カンのおはなし
アクセサリーパーツについての解説です。
様々な種類の「カン」についての説明や、それぞれの違い・使い道などをまとめました。
目次
丸カン
丸カン、マルカン。
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丸カンは漢字で書くと「丸鐶」と書きます。
右側の「睘」と言う文字は、循環や返還や還暦という漢字にも使われていますね。
巡るとか回るとか輪になるという意味合いで使われているようです。
丸カンの「鐶」は、金属製の輪っかという意味です。
金偏ですので、漢字通りの意味ですね。
アクセサリー用語で「丸カン」「Cカン」「カン付きパーツ」などという場合、金属製の輪っか「鐶」が付いているパーツだとイメージしてもらえばいいと思います。
様々な種類のある「カン」パーツの中でも丸カンは最もよく使われる基本金具で、パーツとパーツを接続するときに使います。
ワイヤーの太さは線形で表し、ワイヤーの大きさは外径(内径)で表します。
Cカン
Cカンは丸カンに似ています。
丸カンは円形なのに対し、Cカンは楕円形になっています。
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使用用途は丸カンとほぼ同じです。
Cカンの方が縦長の形状になっているため、丸カンよりもスリムに見えます。
チェーンのような縦に長いものと接続するときには、Cカンの方が馴染みがいいです。
ピアスやイヤリングのようにチャームを目立たせたい場合には、縦に長くなって間延びしてしまうCカンよりも、丸カンを使った方が見栄えは良いかもしれません。
また、丸カンは上下左右がなく切れ目がどちらの方向に転がるか分かりませんが、Cカンは上下が決まっていて切れ目が横にきます。
そのため、タッセルパーツのような糸を使ったパーツを使うときに、隙間から糸が抜けにくくなります。
しかし、丸カンもCカンもどちらでも代用はできるので、両方はいらないよという方はどちらか一方だけ購入すればいいと思います。
余力が出てきたら両方買って使い分けてみてもいいかもしれません。
二重カン
二重カン、ニコイル、二重丸カン、二重リングなどと呼びます。
基本的な丸カンは一周巻きになっていますが、二重カンは二周巻いてあります。
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このパーツをよく見るのは、ストラップの先端だと思います。
なぜわざわざ二重にしてあるかと言うと、引っ張ったときに外れにくいからです。
丸カンの場合、引っ張って力を加えると徐々に隙間が広がってしまいます。
二重カンならその心配はありません。
力を加える可能性のあるストラップ、ファスナーに付けるチャーム、大切な鍵を付けるためのキーホルダー、落とすと困る定期入れなどは、二周巻いてある二重カンを使います。
線形の太い丸カンでも代用できなくはないですが、大事なものをなくさないためにはおすすめできません。
逆に、力が加わる心配がないもの、華奢なデザインのイヤリングやネックレスなどは、接続パーツが目立ちすぎてしまうので丸カンやCカンを使った方がいいです。
三角カン
三角カンは、その名の通り三角形のカンです。
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どういう時に使うかというと、チェコビーズのようなしずく型パーツや勾玉のように、厚みのあるパーツをつなげるときに使います。
厚みのあるパーツの場合、穴に丸カンを指そうとしても丸みがあって刺せなかったり、だいぶ大きな丸カンを使わなくてはいけなくなってしまいます。
三角カンは底が平らで、トップになるほど細くなっているので、厚みのあるアクセサリーパーツにもってこいのカンとなっています。
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