ネックレスの留め金具
アクセサリーパーツについての解説です。
ネックレスを留める「留め金具」についての説明や、それぞれの違い・使い道などをまとめました。
目次
引き輪
引き輪(ヒキワ)は、よく見かけるオーソドックスな形状の留め具です。
輪状の金具にツマミが付いていて、ツマミを引くことで輪が開く仕組みになっています。
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引き輪を引っかけるための穴が開いたプレートは、ダルマカンや板ダルマなどと呼びます。
引き輪は小さくて目立ちにくいため、細身のネックレスとの相性が良いです。
個人的には、引き輪はとても開閉がしずらいので苦手です。
手指の力が弱くてせっかちな私は、このタイプのネックレスは使いません。
朝スムーズにつけられないとイライラしてしまうので(笑)
カニカン
カニカンは、蟹の爪のような形をした留め具です。
引き輪と同じでツマミを使って輪を開くのですが、厚みがあるため引き輪よりも開けやすいと思います。
カニカンはストラップやファスナーチャーム、マスクチャームなどにも使われています。
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カニカンの反対側には、もちろんダルマカンでもいいのですが、アジャスターを使うことも多いです。
理由は分かりませんが、おそらくアジャスターを重り代わりにしているのではないでしょうか。
引き輪と違ってカニカンの方が重さがあるため、ネックレスが回ってしまいカニカンが前にきやすくなります。
ネックレスにアジャスターを付けておくと、アジャスターが背中側に垂れるため、ネックレスが回りにくくなります。
また、アジャスターはチェーンのどの部分にもカニカンを通すことができるため、短く使ったり長く使ったりしてネックレスの長さを調節できます。
個人的には、引き輪は苦手ですがカニカンならイライラせずにつけることができます。
マンテル
マンテルは、輪の中に棒を通すことで留まるネックレス金具です。
トグルと呼ぶ場合もあります。
片方は輪の形、片方は棒の形になっています。
穴に棒を通して横向きにし、棒を引っかけることで留まります。
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また、チェーンを長めに伸ばして垂らすように使うこともできます。
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ダッフルコートの引っ掛けて留めるボタンのことを英語で「トグル」と言い、コートのことをドイツ語で「マンテル」と言います。
言葉の由来としては、ダッフルコートの引っ掛けるボタンからきているようです。
着脱が簡単なので、引き輪やカニカンが苦手な人には使いやすいパーツになっています。
棒が横向きになることで引っ掛かっているだけなので、物によっては外れやすい場合もあります。
引き輪やカニカンはうなじ側で隠すように使いますが、マンテルは胸元で見せるように使うことが多いです。
なので、凝ったデザインで作れらている場合が多いです。
差し込み式クラスプ
英語でクラスプ、日本語では留め金具という意味です。
一口にクラスプと言っても種類は様々ですが、大きく分けると2種類あります。
差し込み式クラスプとマグネット式クラスプです。
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差し込み式クラスプは様々な形をしているのですが、基本的に差し込むことで留まるようになっています。
リュックやベルトに使われる差し込み式のバックルや、車のシートベルトのようなイメージです。
差し込むと突起が引っ掛かって抜けなくなり、ツマミやボタンを押しながら引っ張ると抜けるようになっています。
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花の形になっていたり、パールやビジューが付いていたりとオシャレなデザインになっていて、パールネックレスの留め具によく使われています。
重みがあってネックレスが回ってしまうので、チェーンネックレスにはあまり使われないです。
パールネックレスならもともと重みのあるネックレスなので、差し込み式クラスプを使っても回ってくることはほとんどないかと思われます。
差し込み式クラスプの難点は、初見だとどうやって開くか分からない場合があることです。
Yahoo! 知恵袋のような質問サイトに、「これってどうやって使うんですか?」と質問している人も多くいます。
基本的には、どこかのツマミを押せばロックが解除されて、押したまま引っ張れば外れるということを覚えておくと良いでしょう。
マグネット式クラスプ
マグネット式クラスプは磁石の力で固定するものなので、着脱が簡単です。
ツマミを押す必要もなく、ただ近づけるだけで装着できます。
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とにかくラクにつけることができるので、朝急いでいるときでもすぐにつけられます。
強力な磁石を使っているので勝手に外れてしまうことはほとんどありません。
磁石なのでクラスプ自体に重さがあるため、重量のあるペンダントトップでないと回ってしまうかもしれません。